保育園から始めよう
未来の食卓

農薬も化学肥料も遺伝子組み換えも使わずに、
自然豊かな有機の土壌で育った作物を子どもたちは生きた食品として、
一部は生で一部は調理したての形で食べます。
なぜならば、「生命は生命を生む」からです。

保育園・幼稚園に
有機給食を

1962年、レイチェル・カーソンが『沈黙の春』で殺虫剤などの農薬の乱用を告発したとおり、私たちは今、「鳥も啼かない、花も咲かない」世界の最終章に向かって歩んでいます。農薬など化学物質による環境汚染の広がりは、私たちが生きる土台である空気・水・土・食べ物に及び、さまざまな疾患の増加や生殖異常等の健康被害が出ています。子ども・胎児の脳への悪影響も懸念されています。遺伝子組み換えもゲノム編集も、人間だけに都合のよい生命の操作や生態系の改変であり、人間の生命までもがそこなわれるのだと思い知らされる研究報告が次々に出されています。

農薬の害から
子どもの脳を守る

黒田先生

環境脳神経科学
情報センター代表

脳科学者黒田 洋一郎

ネオニコ農薬のヒトへの健康影響も研究が進みました。
ネオニコの1種、アセタミプリドが、「母マウスに妊娠中や出産後の授乳期にこのネオニコを投与すると、低濃度だけでオス子マウスのみ社会性のある性行動のみに異常が見られメスには見られず、さらにオスもメスも不安/多動性行動に低濃度から異常があった」という論文が一流の国際誌にでました。ネオニコの低濃度での発達神経毒性がマウスで証明された一例であります。また、議論のあるところですが、農薬の安全性試験で普通使われるマウスで行動異常を示す論文が増えつつあることは、あえてこの論文をヒトへ外挿すると、男子の方が多く出る自閉症、ADHDのような発達障害症状が、マウスで出たことに成ります。
また2016年の論文では、日本の児童(3歳児)で、約80%がネオニコ農薬に、100%が有機リン系農薬、ピレスロイド系農薬に汚染しており、尿中から代謝物が検出されるというデータが出ました。

ヒトへの毒性が科学的に確立し、欧州ではほとんどが既に禁止になっている有機リン農薬すら、日本ではまだ大量に使っていますから、「ネコニコにかぎらず無農薬/有機農業にして、有機リン農薬、ピレスロイド農薬(殺虫剤)も使わなければ、ハチにもトンボにも生物多様性にもヒトの健康にも良いのだ」と考えます。日本の社会や農業の将来にも無農薬/有機農業は良い運動と思います。
一方、日本の自閉症、ADHDなどの発達障害児、それより重い知的障害児は、ここ10年、日本中の小中学校で増える一方で、対応に特別支援の教員を増員せねばならないというデータを文科省が公表しました。もちろん発達障害の原因として挙げられているのは、化学物質だけでも水銀やPCB、ダイオキシンなどいろいろありますが、ここ10年暴露が増えているのは、ネオニコだけのようです。

10日間オーガニックの
食事だけで暮らしてわかったこと

日本における発達障害児の増加 – 1

データ1

日本における発達障害児の増加 – 2

データ2

日本における発達障害児の増加 – 3
国内の発達障害の増加と少子化の問題は深刻

データ2

この面でも個人の努力で行える、食育は重要だと思います。
自分や家族、地域の保育所、幼稚園児、小中学校学童への給食の、無農薬/有機農業からの野菜、米などの提供は、「地産地消」にもなり、日本の地方再生にも役立つと思います。

黒田 洋一郎先生
インタビュー + 講演全編

給食が子どもたちを
大きく変えた

大塚先生

教育・食育アドバイザー

大塚 貢

2009年に厚生労働省は、高校生の4割超が生活習慣病予備群になっていると発表しました。将来その子たちが病気になった時、年老いた親が面倒をみるのでしょうか。しかしその親も認知症にかかる確率が高まってます。今、認知症患者は462万人、予備群は400万人。2020年には患者は700万人になると予測されています。
 厚生労働省によると、認知症の原因の一つは糖尿病、高脂血症、高血圧。これらの病気は食からきています。今日は、食で大人の認知症や子供の生活習慣病を食い止めることができるという話をしたいと思います。

大塚 貢先生
インタビュー + 講演全編

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