児童発達支援

家庭療育の大切さ

 療育を利用されているお子さんには、小さな歩みではありますができるだけ効果的な支援を提供して成長のお手伝いをさせていただきたいと考えております。療育の必要性はもちろんですが、家庭での療育的な関わり方があってこそ効果が表れるといいます。とは言え、お子さんにどのような対応をしたらよいのか迷われることも多いと思います。少しでもご家庭での対応に悩まれるときは、相談支援も行っておりますのでいつでもお声がけください。
~人間すごろく~
最近登場している『人間すごろく』子どもたちにも人気のゲームです。体を動かすので運動遊びとも言えますが、ルールを理解する、サイコロのでた目の数だけ進んだり、戻ったりするため数の理解など複数のねらいのあるゲームです。
部屋を広く使える時は、このようなすごろくの準備をして子どもたちを待っています。ドアを開けて入ってきた子どもたちは「すごろくだ!」と嬉しそうにしています。小集団支援で行っていますが、個別支援でも、同時間帯に利用している子どもたち同士で運動支援のみ行うことも検討していきます。

~新しい教材が入りました!~

 写真左が『ニコバーガーゲーム』です。ハンバーガーバンズやパティをタワーのように積んでバランスゲームのようにして遊ぶ、ハンバーガー屋さんごっこなど、メニューを見せて注文して、注文通りのハンバーガーを作る役割遊びなどにも活用する、バンスを駒に見立てて遊ぶボードゲームとしても遊べます。指示を理解する、ルール理解、他者と遊びを共有して楽しむといったねらいがあります。
写真右が『ジャラットプレート』です。3歳くらいまでのお子さん対象の言葉のやり取りや、手先の操作といった課題用の教材です。ロケットの本体にメダルを入れて、レバーを下げてメダルを取り出す単純な遊びですが、数字も貼ってあるので、数の順番などにも使用する予定です。他にもご紹介しきれない教材があります。このような教材を使用して、楽しく言葉やコミュニケーションを促すことに活用していきたいと思います。

放課後デイサービスの支援

◇言葉ゲーム(机上課題)

 ひまわり教室では、お子様たちが言葉に親しみ、楽しみながら学べるようなプログラムを実施しています。言葉の能力の中にも読む、書く、聞く、話すなど色々な種類があり、人により得意/苦手分野があります。いろいろな種類の活動を行っていく中で、周囲の大人やお子様自身も気づいていない得意を発見することもあります。たとえば、話して伝えることが苦手なお子様が実は沢山の言葉を知っていることがあります。ここでは、ひまわり教室で行った言葉ゲームの一部をご紹介します。
・「並べ替えクイズ」は、文字の順番が入れ替わった単語を見てもとの単語を推測するプログラムです。
 目で見た文字を頭の中で入れ替えて単語を作ります。
・「クロスワードパズル」は、ヒント文を読み解く力、もともと知っている言葉の多さなどが関係します。解答するときは鉛筆で文字を書くので、枠の中にちょうどよい大きさの文字が書けるか、読みやすく丁寧に書くことができるかなどもわかります。
・「逆さ言葉クイズ」は、聞いた言葉を反対から言うプログラムです。耳で聞いた文字を頭の中で入れ替え、口頭で回答します。聞いたことを一時的に頭の中にとどめておく力が関係しています。
・「文章作りくじ引き(5W1H)」は、文章構成を楽しく知るためのプログラムです。「いつ」、「どこで」、「誰が」、「何を」、「どうした」というそれぞれのくじを引いて並べると面白い文章が出来上がります。くじ引きで文章作りに慣れたら、次はお子様自身に文章を考えてもらいます。

◇ボール遊び(集団遊び)

ボール遊び(集団遊び)には、「ルールを守る」、「お友達と相談/協力する」、「勝ち負けを受け入れる」などのねらいがあります。ルールの中で試行錯誤することも集団遊びの醍醐味です。いくつかプログラムをご紹介します。
・「転がしドッジ」は、ボールに当たらないように枠線の中を逃げ回るゲームです。今回は姿勢(立つ、四つ這い)とボールの種類(ドッ ジボール、テニスボール、イボイボボールなど)の組み合わせを変えながら行いました。途中でボールに当たってしまい悔しい表情を浮かべるお子様もいましたが、気持ちを切り替えて着席する姿がみられました。
・「大玉転がし」は、色々な障害物があるコースをバランスボールを 転がしながら進みます。速く進みたい気持ちを抑え、ゆっくり丁寧に進むよう頑張りました。お友達を応援する温かい声も聞かれました。
・「ボールの色分けゲーム」は、カラーボールを色ごとにできるだけ早く仕分けますが、持てるボールは各手に一つずつ、カゴの位置は床、机、天井からぶら下げるなど様々です。一回目はルール説明の後すぐに施行し、二回目は一回目のタイムよりも早くなるよう作戦を立ててから挑みます。殆どのチームが色の担当や仕分ける順番を決めて挑戦し、一回目よりも短い時間で終えることができました。

子育てハート便

加倉井先生

今年度ひまわり教室に配属となりました、加倉井夢実です。昨年度までは、エイビイシイ保育園に勤務しておりました。
 私には息子が1人おり、エイビイシイ保育園卒園児です。そんな息子も、今年の4月から高校生となり時が経つのははやいと実感しております。
まだまだ、思春期・反抗期真っ只中ですが毎日奮闘中です。
 私自身キャラクター、アニメ、新幹線が大好きで保育園勤務の時には、子ども達と楽しく会話を弾ませながら遊んでおりました。自分の好きを、ひまわり教室でも少しずつ生かしながら子ども達と仲良くなり、毎日笑顔で楽しく支援が出来るようにしていきます。どうぞよろしくお願いします。

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