児童発達支援

ひまわり教室 勉強会

ひまわり教室では、講師を招いて月に数回勉強会を開いています。今回は吉田先生(専修大学名誉教授)を招いて行った勉強会の話をさせて頂きます。
 実際に保護者の方から困りごとを聞いたり、情報を提供してもらい、その情報を元に事例検討を行っています。また、ひまわり教室での支援や親子での遊び等の関わりを動画に撮らせて頂き、アドバイスをもらっています。どういった声掛けや遊び方を行えば、より一層発達の手助けになるか等、学ばせて頂いています。具体的な事例を挙げることで、私達もより細かい話ができ、分かりやすく学ぶことができています。当日、出席できなかった職員にも記録を通して周知し、情報共有をしています。
 保護者の方からの質問や、気になることにも答えてもらうことができますので、気になる方はいつでもお声がけください。
また、月に1度(1時間)、土曜日に本講師が親面接も行っております。直接、困り感を伝えることができ、どのような関わり方を行っていくとよいか等を聞くことができます。直接聞くことができる貴重な時間となっておりますので、こちらも気になりましたらいつでもお声がけください。

協調性を養う課題

 協調性とは同じ目標の達成に向けて行動できる能力です。人と関わることで意見や考えが異なることは当然にあります。
そういった際に、円滑にコミュニケーションを取って関係を築いていけるように支援を行っています。
 運動では一緒に手を繋いで平均台の上を歩いたり、何かを運んだりと協力して進みます。そうすることで相手の動きに合わせてゆっくりと進んだり、「ちょっと待って。」と声をかけたりと相手のことを意識して行えるようになっていきます。
 机上の例では1つの大きな白い家を用意して、皆で協力して塗りました。「ここピンクに塗りたい。」「私も一緒にやる。」と声を掛け合いながら塗っていく姿もあれば、「ここは私の。塗らないで。」「あっちを塗って。」と言う姿もあります。1人で塗りたいという気持ちも大切なので、相手が傷つかない断り方を伝えたり、一緒にすることの楽しさなども伝えていきます。
 また自由に遊んでいる時にも、協調性を養うチャンスはあります。どのような役割にするのか、どのように行うのか相手の意見も聞いて認めながら遊べるといいですね。

放課後デイサービスの支援

玉入れ

 玉入れでは、粗大運動、協調運動(目と体)、ルール理解などをねらいとして行いました。上に向かって投げる、前に向かって投げるなど様々な動きができるようにしています。
 節分の時期だったということもあり、鬼のイラストに向かってボールを投げて倒す『鬼退治ゲーム』を行いました。ペットボトルや大きな段ボールに鬼のイラストを貼りました。みんなで何匹の鬼を倒せるか協力してゲームを楽しみました。また、「50個ボールが入ったら成功」など目標数を伝えることで、よりゲーム性が増し、ハラハラドキドキしながら取り組んでいました。
 うまく出来なかった時の気持ちの切り替えやどうやったらうまく出来るようになるか考える力も身に付きます。うまく出来ないと落ち込んでしまう児童もいました。「足を一歩前に出した方がいいよ」「肩も使って投げた方がいいよ」など少しアドバイスをすることで、遠くにボールを投げることができました。出来ないと落ち込んでしまうこともありますが、そこで諦めずに取り組めるような言葉がけをしています。

避難訓練:火災

火災は地震と違い、あまり身近ではないですが「もしも…」のためにも学ぶことは大切です。実際に起きた時、「あの時、やったことだ」「こうすればいいんだ」と思い出して行動が出来るように子ども達に伝えています。
 火災では低い姿勢で逃げることがポイントです。どうして低い姿勢で逃げるのか、その理由を説明してから訓練を行いました。煙の動きの動画を観て視覚的に理解したり、狭い場所を作って正しい姿勢で移動ができるかどうか体験ができるようにしました。低い姿勢で逃げる理由を知ることで、訓練でも正しく避難が出来るようになります。

子育てハート便

赤穂先生

 ひまわり教室 児童発達支援 指導員の赤穂眞理子です。働きながら、大学院の子ども学研究科で臨床発達心理、主に子どもの発達や支援について学んでいます。
 忙しい毎日ですが、休日に娘と食事に出かけたり、共通の趣味であるバレエを鑑賞したりすることが楽しみです。娘はすでに独立していて、意欲的に仕事に取り組んでいるようです。自立した姿を見ると、親としては肩の荷が少し軽くなったように感じます。とはいえ、まだまだ伝えておきたいこともあり、成人したからといって、子育ては終わりではないなと感じているこの頃です。
 ひまわり教室では毎日楽しく働いています。天真爛漫なお子さん達の姿に日々癒やされ、笑顔になります。お子さん達の将来の自立のお手伝いが出来るよう、努めていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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