児童発達支援

要求言語を引き出す

ひまわり教室では、言葉を引き出す手立てとして、支援で様々な仕掛けを取り入れています。パズルや型はめなどをあらかじめ先生が一つ外して持っておき、子どもが一つ足りないことが分かるように先生のポケットから少しだけピースを出しておきます。そうして「ちょうだい。」「貸して。」もしくは頭文字の「ち」や「か」と言えたら渡すという方法です。言葉がもし出なければ、目が合う,ハイタッチをするなどのアクションがあれば渡す(先生側から目を合わせたりハイタッチしたりします。)という方法もあります。また、透明ケースに子どもの好きな物を入れておき、「開けて」という言葉を促す方法も行っています。

手先の課題の重要性

 先月のはっぴー新聞には運動の重要性について触れました。運動で体幹や姿勢維持などが安定することで、次の段階として手先の課題を行います。手先の課題では、お皿を手で押さえながらスプーンでペットボトルキャップにふわふわボールを入れる、透明のケースを手で持ってビー玉を入れる、両手を使ってリングとリングを繋げるリング繋ぎなどを行っています。他にも様々な手先の課題がありますが、できるようになってくると製作などの高度な手先の課題もできるようになります。右手と左手で違う動きをすることで、見た情報をもとに手を動かす認知機能(目と手の協応)を鍛えることが出来ます。この機能が発達していくと、こちらに向かってくるボールを見てそれを取ったり避けたりすることができるようになったり、文字を書く時は、次に線を書く方向を見ながら、そちらに向けて鉛筆を走らせることができるようになったりします。

放課後デイサービスの支援

指示理解

 8月の工作は「夏」をテーマにランチマットとコースター、花飾りを作りました。
 コースターはフルーツを輪切りにしたようなデザインをアイロンビーズで作りました。短い時間で集中してビーズを配置し完成させることができました。中にはオリジナルデザイン(みかんデザインの色を変更してシークヮーサーに見立てるなど)を考案して作っているお子様もいました。
 ランチマットは画用紙にイラストを貼り付け、ラミネートして作りました。デザイン決めの着眼点は人それぞれで、背景となる画用紙とイラストの色合いを大切にしているお子様もいれば、「青い紙は夜」「緑の紙は草」と設定して自分なりの世界を創っていくお子様もいました。フルーツや花火、ひまわりなどの夏らしいイラストと好きなキャラクターのイラストを組み合わせて作りました。
 花飾りは黄色いお花紙を使ってひまわりを作りました。蛇腹折りにしてから花弁の形に紙を切ります。切り方によって花に個性が出ます。
 いろいろな種類の工作をする中で、指示を聞き理解して取り組むことができました。

カルピス支援

 SSTプログラムの一環でカルピス支援を行いました。今年は5種類の味のカルピス(オリジナル、ぶどう、もも、パイン、ライチ)を用意し、お子様が味と濃さを調整できるようにしました。自分好みの美味しいカルピスを飲むためには、慎重に水と原液を注がなければなりません。味を想像してカルピスを選び、ねらった通りに手を動かして液を注ぐという努力に対し、すぐに「美味しい」という結果が返ってくるカルピス支援は、お子様の「できた」感覚につながります。失敗してしまったときも「次はどうすればうまくいくか」を考えるきっかけになります。
 また、工作で作ったコースターとランチマットのテーマやこだわった点を発表し、実際に使ってみる体験をしました。教室の壁や天井にひまわりの花飾りを貼り付けて装飾しました。いつもと少し違った雰囲気の教室で楽しくカルピスを飲みました。
 本来であればお客さんをお招きし、お子様たちに接客などの体験もしていただきたかったところですが、コロナ禍の折、感染症対策を講じた上で自分のカルピスを作って飲む活動となりました。

子育てハート便

髙橋先生

 放課後等デイサービスで指導員をしております、髙橋千里です。
 エイビイシイ保育園からひまわり教室に来て2年が経ちました。今年も子どもたちの成長を近くで見られることを嬉しく思います。
 今年の夏は娘と一緒に相模湖に遊びに行きました。親戚の家に泊まりながら、近くの畑や川に行き、沢山の自然に触れて遊びました。初めは畑に入ることを躊躇していた娘も、慣れてくると自分で野菜を取ったり、草むらに入ってバッタを捕まえたりと、こちらが驚くほど積極的に自然に触れて楽しんでいました。娘は虫には触れないと思っていましたが、単純に触った経験が無かっただけで、出来ないことはないのだと気付かされました。
 最近はコロナ禍もあり、自然に触れる体験だけでなく、様々な活動の機会が減ったように思います。子どもにとって経験は何よりも大切なものです。子どものたちの可能性が広がるよう、様々な経験の機会を作ってあげられたらと思います。

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