児童発達支援

こんにちは。暦の上では立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ残暑厳しい毎日が続いております。
夏季休暇を取られていた方も、9月からも元気で登所されるのをお持ちしています。

着席練習・起立練習の目的は

他事業所ではあまり行われていない児童発達支援のプログラムは、「着席練習」と「起立練習」ではないかと思います。
 どちらも砂時計やタイマーを見ながら5~10秒くらいから始め、最大5分間着席、または起立して気持ちを落ち着ける機会を設けています。およそ9割のお子さんに取り入れているプログラムです。
面談では、座ってあるいは起立姿勢で話を聞く練習とご説明することもありますが、本来の目的は癇癪や衝動性を落ち着かせることが目的です。
 ではなぜ、着席すること、起立することが癇癪や多動・衝動性のコントロールと関係があるのでしょうか。
それは癇癪などの興奮状態のときに、着席や起立姿勢で落ち着くように促すことは興奮していてなかなか難しいため平時から練習しておく必要があるということです。
 この対応は、ABA(応用行動分析学)という心理学の技法で癇癪と同時に行うことが、物理的に不可能な行動を教え、望ましい行動を増やしていくという技法です。
 人間は同時に正反対の2つの動作をすることはできません。(例:床に寝転がりながら、椅子に座り膝に手を置く)このような正反対の「代替行動」が体で覚えるレベルまで定着してくると、癇癪の予兆が見られたタイミングで、「まず、座って(落ち着こうね)」などと声をかけることで、本格的な癇癪に発展する前に切り替えられるようになります

ご家庭でも

 着席・起立が定着するには、療育だけで週1、2回行うよりもご家庭でお菓子や遊びの要求時に実施していただくことをお勧めします。まずは5秒くらいからでもよいので少しずつ時間を延ばして、最大5分くらいできるようになることが望ましいです。着席練習は、2歳頃から実施可能です。詳しい内容については、いつでもお伝えしますのでお声がけください。            

(児童発達支援管理責任者 大明)

着席練習の指導方法

①最初は親が座らせる。(一瞬でも座れたらよい)
 →すぐに立たせる。
②できるだけ、椅子の後ろに親が立つ
③椅子まで移動して座れるようにする
④タイマー(砂時計)が鳴るまで座り続ける。
⑤最初は5秒くらいから始め、時間を少しずつ伸ばしていく。(最大5分)

〈ポイント〉
時間には関係なく座れたらすぐにほめてください。
*起立練習は、着席ができるようになってからで構いません。

《二人とも姿勢よく、落ち着いて実施できていました。》

放課後デイサービスの支援

【身近なアタッチメント】

 ようやく朝夕には秋の訪れを感じられる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今回はお子さんとの関係に重要なアタッチメント(愛着)についてお話したいと思います。まずアタッチメントと言ってもあまり聞き馴染みが無い
ように思えますが、実は人が生きる上で大切で、とても身近なことなのです。
 例えば、「おばけ怖い」とお母さんから離れたがらなかったり、一人でいると話しかけられないのに、保護者がいる場所だと初めて会うお友だちに話しかけられるようになったりする原動力が、アタッチメントなのです。

【ライフサイクル論】

 人間が生まれてから死ぬまでを八つに分けてそれぞれの発達の課題と、乗り越えるべき問題をまとめたエリクソンの
ライフサイクル論というものがあります。そこの一番初めの乳児期のところでは、信頼と不信という課題があり、そこで
得られる力は希望とあります。驚くことに生まれてから一歳半までに、生きていく上での、人との信頼関係の基礎が
出来上がるのです。
 生まれた赤ちゃんは一人では何も出来ません。なので、お世話が不可欠です。例えばお腹がすいたらご飯を食べさせてもらい、オムツがパンパンになったら変えてもらう。この小さな対応の積み重ねによって赤ちゃんがこの人なら頼れるなと思い芽生えていくのが信頼です。そして信頼が芽生えることで得られるのが希望です。
ではどうやって子どもの信頼を作るのでしょうか。そこで重要なのがアタッチメントです。

【アタッチメントの3つの要素】

 アタッチメントとは、子どもが危ないと思った時に守ってもらえて、近づくと安心することができる絶対的な安心感のことです。もっと詳しく言うとアタッチメントとは、安全基地、安心基地、探索基地の3つの要素で構成されています。どれも難しそうですが名前の通り、安全基地は怖いや不安を感じた時に自分を守ってくれると思える心の拠り所、安心基地は心が癒せる場所や関係、そして探索基地は安全・安心基地を離れ、外の世界への冒険や新しいことに挑戦する際に基盤となる心の状態や場所のことをさします。
 文章に起こすと難しいと思うかもしれませんが、愛情をもって子どもと接していれば自然とできることだと思います。この3つの要素がかみ合いやっと愛着が形成されるのです。この愛着の形成は、両親、保育園や幼稚園の先生だけではなく、今後関わる全ての人間関係の基礎になるので、ぜひ参考にしてみてください。
詳しく知りたい方は気軽にご相談ください。

【普段の放デイの様子】

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